Windows 10 2004に更新したらデスクトップPCに挿してあるBluetoothアダプタIO-DATA USB-BT40LEでApple MagicMouse(I)が使えなくなってしまった。Windowsの機能更新に伴う類似の不具合はネット上に山と報告されているが、ついに自分にも起こってしまった (^^;)
症状は、機能更新直後にペアリングの情報は持っているものの接続できない。アダプタをPCから外したり、色々いじっていると接続されることもあるのだが、すぐに切れる、切れたあと再接続できないという調子。
1909を使っているときにこのアダプタを使い始めたのだが、最初に添付されていたWindows 8.1用のドライバを間違って入れて使っていたのが原因かもしれない。ドライバは12.0.0.???というバージョン(一番下の数字は忘れた)。
最終解にたどり着くまで色々やったのだが、そこは省略。結局の所、Windows Updateカタログから最新版のドライバをダウンロードしてインストールした。
Windows UpdateカタログでBroadcom bluetoothで検索して
Broadcom Corporation - Bluetooth Controller - Broadcom Bluetooth 4.1 USB Windows 10 and Later Servicing Drivers for testing,Windows 10 Anniversary Update and Later Servicing Drivers Drivers (Other Hardware) 2016/08/31 12.0.1.1010 473 KBをダウンロード。このときアダプタ名の20702を含めて検索すると最新版が引っかかってこない。
どうやら最新の12.0.1.1010はUSB-BT40LEには対応していないようで、デバイスマネージャーでUSB-BT40LEのハードウエアIDを見て正しいドライバを選び直したところ、最初に見つけた12.0.1.750にたどり着いた。次のタイトル、変更日、サイズとなる。
Broadcom Corporation - Bluetooth Controller - Broadcom BCM20702 Bluetooth 4.0 USB Device
最終変更日時: 2015/09/22
サイズ: 2.1 MB
検索結果のリストには32bit版と64bit版が混在しているが、ぱっと見わからない。青字になっているタイトルをクリックすると詳細が表示されるので、アーキテクチャを確認してAMD64用をダウンロードする。32bit版(x86)はやたらたくさんあるのだが、64bit版(AMD64)は非常に数が少ない。
ダウンロードしたcabファイルはコマンドプロンプトで展開する。書式は次のもの。
expand <CAB FILE NAME> -F:* <DESTINATION>
コマンドプロンプトでcabファイルのあるフォルダへ移動し、展開先フォルダを作る。Cabファイル名もやたらと長いので、ファイル名を短いものに変えて構わない。例えば、AMD64.cabをcabファイルと同じ階層に作ったNEWフォルダ内へ展開する場合は
expand AMD64.cab -F:* NEW
デバイスマネージャーでUSB Bluetoothアダプタのプロパティから「ドライバ」タブ→更新を実行し、ソースを先程の展開先にして進めると、ダウンロードしたドライバがインストールされる。
安定して動作させるためにMagicMouseそのものやUSB BluetoothアダプタがつながっているUSBルートハブの「電源の管理」タブで「省電力のためWindowsがこのデバイスの電源をオフにすることを許可するの」チェックを外しておく(1909のときも設定してあったが)。
追加でネットワークアダプタの設定でBluetoothでのネットワークを無効にした。機能更新インストール前にはBluetoothネットワークは無効にしてあったのだが、機能更新のインストール後に有効になっていた。
今度は再接続もスムーズ。更新後のように数分で切れることは減ったが、半日ぐらいすると切れてしまう。よく見ていると、本格的にだめになる前に1〜2回ほど切れかかってもとに戻るような動きがあった。マウスが使えなくなったときに、Bluetoothサービスをコマンドプロンプトなどから再起動すると使えるようになることもわかった。そこで、次の対策。
サービスでBluetoothサービスの「回復」タブの内容の次のように変更してみた。矢印を付けたものが書き換えたところ。
「最初のエラー」:サービスを再起動する
「次のエラー」:サービスを再起動する
→「その後のエラー」:サービスを再起動する
→「エラーカウントのリセット」:1日後に行う
→「サービスの再起動」:1分後に行う
→「エラーで停止したときの操作を有効にする」:有効
これで、マウスが死んだなと思っても、1分以内に復活する確率が上がった。それでも1日に1回ぐらい、完全に回復しないことがある。そういうときはBluetoothアダプタをPCから外してサービスを再起動してアダプタを接続すると復活していた。
しかし、ここまでしないと使えないとは・・・。アダプタを使うなということか?
最近のコメント