MacBook Pro 13" 2009にインストールしてあったUbuntu Studio 2010が壊れて起動しなくなったのは3月のこと。2010はアップデート時にエラーが出たもののその後も一応使えていたが、起動のたびにエラーが増えていきついに立ち上がらくなった。
メインの環境はmacOSなので放置していたが、Ubuntu Studio 2104がリリースされたのでインストールすることにした。
Ubuntu Studio 2104のiso イメージをダウンロードし、8 GBのUSBメモリにコピーする。Macはディスクとして認識できているメディアなら何からでも起動できるので、このUSBメモリから起動してインストールする。うっかりDVDに焼いて起動しようとすると、起動だけで20分ぐらいかかるが、USBメモリからならUSB 2.0接続でも数分で起動する。ISOイメージファイルは2.6 GB程なので、4 GBのUSBメモリでもいいと思うのだが、手持ちで丁度いいサイズのものは8 GBしか持っていないし、この8 GBのメモリはアクセスランプもあるのでなんとなく安心感があるので使うことにした。
まず適当なUSBメモリをMacに接続。ターミナルを起動し、次のコマンドでデバイスノードを確認。
diskutil list
続いてUSBメモリのマウント解除。うちのMBP13は500 GB HDDと64 GB SSDを内蔵しているので、USBメモリはdisk2だった。
diskutil unMountDisk /dev/disk2
これでUSBメモリがデスクトップから消えればよい。消えなければ何か間違っている。
USBメモリを抜かずに、次のコマンドを実行して書き込む。/dev/disk2の部分はさっき調べたもの。
sudo dd if=/ダウンロードフォルダの絶対パス/ファイル名.iso of=/dev/disk2 bs=1m
ddコマンドは作業の進捗が表示されないので、アクティビティモニタのディスクでddの読み込み量を見てisoファイルサイズと比べるとどの程度作業が進んでいるかわかる。
今回は壊れたUbuntuのパーティションにUbuntu Studio 2104をインストールするので、作業終了後に再起動。起動音が鳴ったらoptionキーを押して起動ディスクたちが表示されるのを待つ。USBメモリのEFI Bootを選んでreturnキーを押す。
Ubuntu Studio 2104のDVDイメージはライブCDとして立ち上がる(通常のUbuntu 2104はライブCDかインストーラか選択する画面がある)。デスクトップにあるインストーラを起動してインストールする。
最初に言語、キーボード(ここで日本語(Dvorak)を選べるのが偉い)、地域を選択。次にインストール先のディスク・パーティションの選択。右上のプルダウンメニューで内蔵させたSS D(sdb)を選び、ウインドウ下のパーティションマップでもともとシステムを入れてあった30 GBのパーティション(今の条件だとsdb4)を選ぶ。パーティションマップの上にもともとホームに使っていたパーティション(sdb5)を/homeとしてマウントするオプションが出ていたのでチェックしてインストール。
数十分でインストール終了。立ち上げてKDEシステム設定で言語を日本語にする。その他のアプリケーションも言語が英語なので、日本語に。なんか、フリーズしやすいぞ・・・。リリース直後にはありがちだが。
Ubuntuは半年ごとのバージョンアップを行うたびにどこか壊れていく印象があるので(最初に使ったのは1104あたりだったか?)、Xubuntu 2004 LTSに変更することにした。
今度は Xubuntu 20.04.2のisoファイルをダウンロードし、上記と同じ手順でUSBメモリに書き込む。インストーラを立ち上げインストールに使う言語、キーボード配列、インストール時の更新適用とプロプライエタリなドライバの適用(無線LANで必要)を指定。インストール先のパーティション選択で、システム用の30 GBのパーティションを/にマウント、ホーム用の20 GBのパーティションを/homeにマウントするように自分で設定する。インストールを続けると地域の選択後ファイルのコピー・展開が始まる。15分程で終了。
再起動してXubuntuを立ち上げる。日本語用リソースの追加インストールを求められたのでインストール。NVIDIAのGeForce 9400M用のドライバが有効になっているため、ディスプレイの輝度が最大から変更できない。オープンソースのドライバに変更して再起動。ディスプレイの輝度を変更できるようになった。メニューや各ソフトの表示フォントや言語を設定していく。
今回は以前のインストールとユーザー名を変えたので、FirefoxやThunderbirdの設定フォルダを前のユーザーのフォルダから持ってくる。ユーザーのホーム直下にある.thunderbirdと.conf下にある.mozilla。Dolphinで隠しファイルを表示とすると簡単に見つけることができる。コピーして起動すれば、アドオンやローカルメールボックスやアカウト設定をそのまま使える。
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