NeoOffice/OpenOffice

2021年5月 8日 (土)

Mac版LibreOffice 7.1の言語パックのインストールエラー

macOS 10.13 HighSierraでLibreOffice 7.1に日本語言語パックをインストールしようとしたら、アプリケーションを選ぶようにダイアログが出て、LibreOfficeを選択しても「有効なインストールではありません」と表示されてインストールされなかった。何台かあるMacのうち、2台だけこのエラーが出る。

Google検索すると、Finderの環境設定で拡張子を表示しているとだめらしいのだが、表示しない設定にしてある。

言語パックインストーラをパッケージの内容を表示として中身を見ると、AppleScriptのスクリプトを見つけることができる。これをスクリプトエディタで開いて読んでいくと、Spotlightがオフだとエラーになるよというようなことがコメントに書いてあった。

システム環境設定でSpotlightを見ると、起動ディスク全体をインデックス作成の対象から除外してあった。起動ディスクを除外対象から外したら、インストーラが正常に動作した。

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2019年1月19日 (土)

表計算ソフトの負号の優先順位

かなり昔に、表計算ソフトの負号と冪乗の優先順位を調べたことがある。最近macOS用のNumbersを使い始めたので、これに、ちょっとだけ追加(頭に・がついたものが新規追加)。

負号よりもべき乗の方が優先順位が高いもの:-2^2=-(2^2), exp(-x^2)=exp(-(x^2)) と解釈
・Grapher/macOS、グラフ作成ソフト
・SpeedCrunch/macOS, Windows、数式電卓
・Maxima/macOS, Linux, Windows、数式処理ソフト
NumberCrunch/MacOS 7〜9、数式電卓
クラリスワークス 4.0 for Mac/Mac OS 7〜9, for Win/Win 95〜10、表計算書類
AppleWorks 5/Mac OS 9、表計算書類
AppleWorks 6/Mac OS 9, X、表計算書類
グラフ計算機/Mac OS 9、数式電卓
VisualBasic for Applications(VBA)/Mac OS 7〜9, Windows 3.1〜10のExcel 5〜365で確認
Google、Googleの電卓機能
Mariner 4.0〜5.5.1/Mac OS 7〜9, X、表計算ソフト、=-A1^2 や =exp(-A1^2)の様にセル参照の前に置かれた負号の場合
FX-890P BASIC/CASIOのポケットコンピュータ

負号の方がべき乗よりも優先順位が高いもの:-2^2=(-2)^2, exp(-x^2)=exp((-x)^2) と解釈
・Numbers/macOS、表計算ソフト
Microsoft Excel 5.0〜365/Mac OS 7〜9, X, Win 3.1〜XP
OpenOffice.org Calc, LibreOffice Calc/Mac OS X, Win XP
NeoOffice Calc/Mac OS X
OpenOffice.org BASIC/Mac OS X, Win XPのCalcで確認
Gnumeric/Linux, macOS, Win XP、表計算ソフト
HyperTalk/漢字Talk 7.5.5、MacのHyperCardのスクリプト言語
Mariner 4.0〜5.5.1/Mac OS 7〜9, X、表計算ソフト、=-2^2 や =exp(-2^2)の様に数字の前に置かれた負号の場合

表計算ソフト系は、Excelが標準になってしまっているためか、ほぼExcelと同様の解釈。

もう手元のマシンでは動かないけど、昔使っていたTurbo PascalやTurbo Cなんかも冪乗のほうが優先順位は高かったはず。

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2017年8月 5日 (土)

LibreOffice 5.4.0 Mac版

自宅のMacでは、LibreOfficeを自分のユーザフォルダ下のApplicationsフォルダにインストールしてある。

5.3.4から5.4.0に上書きコピーで入れ替えたら、コピー後の初回の起動ができなかった。MacのLibreOfficeは新しいバージョンをインストール(と言ってもダウンロードしたディスクイメージにあるアプリケーションアイコンをMacのアプリケーションフォルダへコピーするだけだが)したら、一旦起動してから出ないと言語パックのインストール時にエラーになる。今回は、この最初の起動ができなかったということである。具体的には、バウンドしていたDockのLibreOfficeのアイコンが静まるのだが、LibreOfficeのウインドウが表示されない。Dockのアイコンにポインタを当てて右ボタンクリックするとアプリケーションが応答していないため、強制終了がメニューに表示される。

5.3.5RC1をダウンロードして入れ替えても同様。5.3.4だと起動する。

この初回の起動時には、アプリケーション内にある圧縮ファイルを展開したり、所定のフォルダに何かをコピーしたりするソフトが多いのだが、LibreOfficeも起動後にファイルサイズが4倍くらいになるので多くのファイルを展開しているようだ。

ところで、メンテナンス用起動ディスクではLibreOfficeを本来のアプリケーションフォルダにインストールしてあり、こちらはちゃんと起動する。これから、新しいバージョンでは展開するファイルのパスを普通のアプリケーションフォルダに決め打ちにしてあるファイルが有るのではないかと推測した。とりあえず、一旦ユーザー共通のアプリケーションフォルダで起動し、言語パックを当ててから自分のフォルダに移動したら問題なく動いた。

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2016年4月16日 (土)

OOo BasicでCalcの関数を作ってみた

OOo BasicでCalcの関数を作ってみた。
m個の中からn個の数字を重複無しに選ぶ。これは以前別のブログでネタにした。
今回は、1000個ぐらいあるリストから、十数個を選ぶということをしたかったので実際に作ってみた。なぜにOOoかというと、自宅のMacのExcel 2008にはVBAがないので、LibreOffceで使うため。PowerMac G3にはClassic環境のExcel 98があるけど、Classic環境を立ち上げるのに時間がかかるので使わない。

VBAの様に戻り値をAs Long()と書いたら文法エラーとなった。仕方がないのでVariant型でごまかした。OOo Basicで動作を確認したけど、VBAでも動きそうだな。

返された配列をセルに入れるには、複数セルを選択→最初のセルに関数を入力→Command + Shift + Returnとする(Macの場合)。Windowsだとどうなんだろう?

 

Option Explicit

Function RandList(mN As Long, Optional sN As Long) as Variant
    Dim sN_Local As Long
    dim mN_Local As Long
    Dim i As Long
    dim r As Long
    Dim sArray() As Long
    dim dArray as Variant

    Randomize
    mN_Local = mN
    If Not IsMissing(sN) Then
        sN_Local = sN
    Else
        sN_Local = mN_Local
    End If
    If mN_Local < sN_Local Then
        mN_Local = sN_Local
    End If
    ReDim sArray(mN_Local)
    ReDim dArray(sN_Local - 1, 0)
    For i = 1 To mN_Local
        sArray(i) = i
    Next i
    For i = 1 To sN_Local
        r = CLng(mN_Local * Rnd()) + 1
        dArray(i - 1, 0) = sArray(r)
        sArray(r) = sArray(mN_Local)
        sArray(mN_Local) = dArray(i - 1, 0)
        mN_Local = mN_Local - 1
    Next i
    RandList = dArray
    Erase sArray, dArray
End Function

Basicじゃなくて、Pythonで作ったほうが今風なのかな? Pythonは全然知らないのだけど。

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2015年11月 7日 (土)

Excelのグラフの軸ラベルの指数表記

最近のExcelで気になること。最近と言ってもここ10年ぐらいだが。

Excel 2007や2010でグラフを作り、軸ラベルの数値書式を指数にする。軸を対数にした時に、軸ラベルを指数形式にしたくなる。
数値軸の範囲がやたら大きな数だったり小さな数の時は自動で指数形式になるのだけど、自動で指数形式にならない時は自分で書式を指数に指定する。この時に、指数の書式を指定して、小数点以下の桁数を0とすると"0.E+00"という書式が指定されてしまう。これはExcel 2003から実装されたバグだと思う。

これを回避するには"0E+00"という書式をユーザー指定で追加しなくてはならない。

2000までは小数点以下の桁数を0にすると小数点は自動で消えていたのだけど、2003になって間抜けになってしまった。2013ではどうなんだろう。

もちろんLibreOffice Calcやgnumericやgnuplotではこんなにマヌケな事にはならない。ま、gnumericやgnuplotを使うときは"0E+00"のような形式ではなくて、指数部分を10の方に乗せた書式にするけど。

なぜか職場ではこのことを気にしている人はあまりいない。ネットで検索してもこのことを論じているページを見つけられなかった。誰も気にしていないのか・・・。

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2012年2月25日 (土)

英文字のリガチャ(Ligature, 合字)

最近英語論文を書いているのだけど、その時にちょっと気になったので、いくつかの環境で英文字のリガチャ(合字)の対応具合を確かめてみた。代表的なリガチャであるff, fi, fl, ffiが、ちゃんと合字で表示されるかどうかの確認。
基本的にはソフト側の対応とフォントの対応ということになる。ソフトはワープロソフトとWebブラウザを確かめた。

フォント
Mac OSに付属のTimesやヒラギノ明朝は合字を持っているが、Microsoft由来のフォントはメイリオ以外は全滅。
その他のフォントでは、DejaVuフォントは合字を持っているけどLiberationフォントはだめだった。
細かく見ると、MicrosoftのTimes New Romanは独自の領域に合字があり、Liberation SerifやCambria, GeorgiaなんかはDejaVu Serifと同じ位置に合字があるのだけどなぜかソフトが使ってくれない(主にWindows XP上のAbiWordで確認)。
MS P明朝やHGP明朝B、IPA P明朝なども表示できない…と言うか、最初から字を持っていない。
MigMix 1P, MigMix 2P, Migu 1C, Migu 1P, Migu 1VSフォントは合字の表示が可能。MigMix 1MやMigu 1MやMigu 1DSは表示できない。
M+フォントのC, Pは合字を持っているみたい。
Adobeの小塚明朝 Pro6N Rも表示可能。
梅フォントやVL Pゴシックは表示できない。

環境はOS X 10.7.2, Mac OS X 10.4.11, Windows XP Professional SP3, Ubuntu 11.10

ワードプロセッサ
Mac
Microsoft Word 2008, LibreOffice 3.4.5, テキストエディット, Pages 2009で対応を確認。いずれも合字を持っているフォントであれば自動で表示が合字になる。
Mac OS X Panther 10.3以降ではリガチャを含む高度なタイポグラフィがOSに組み込まれたので、OSのテキストサービスを使うソフトなら全て利用可能らしい。
さすがにAppleWorks 6.2.9は設計が古く、Mac OS Xの機能を使えていないようでリガチャの表示には対応していなかった。

Windows XP
AbiWordと合字を持つフォントの組み合わせでは表示可能。
Microsoft Word 2003, 2007, LibreOffice 3.4.5, WordPadでは表示不可能。ネットを見ると英語版Word 2010にはリガチャを有効にするチェックボックスがあるようだが、日本語版は未確認。
ワープロソフトではないが、GIMPもリガチャに対応している。Inkscapeはだめだった。

Ubuntu
LibureOffice 3.4.5は表示不可能。
AbiWordはDejaVu Serifを指定すれば合字に変換して表示する。AbiWordはOSのテキストサービスではなくて、自前の処理でリガチャの処理をしているんだろうな。

ブラウザ
Geckoの作りが優秀なようで、Geckoを使ったブラウザは合字を持ったフォントさえ指定してやれば表示可能。各環境で使えるFirefoxはもちろん、SeaMonkeyやCaminoも表示できた。
WebKitはSafariもGoogle Chromeも非対応。Mac上のSafariもだめなのが残念だ。
OperaとInternet Explorer 8は対応フォントを指定してもだめだった。

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2011年9月10日 (土)

LibreOffice 3.4.x PowerPC版日本語言語パックのインストール

LibreOffice 3.4.xのPowerPC版の日本語言語パックをMac OS X Tiger 10.4.11上でインストールしようとすると、インストーラが立ち上がりかけてすぐに終了してしまい、インストール出来ない。

ググッてみると、PowerPC版とTigerの組み合わせで発生するらしく、PowerPC + Leopardだと大丈夫らしい。LibreOffice本体はTigerでも問題なく動くので、インストーラの問題。

Tiger上で言語パックのインストーラを動作させる方法は今のところ見つけていない。言語パックのインストーラでコンテキストメニューでパッケージの内容を表示として、中のファイルをやはりパッケージの内容を表示したLibreOFfice内の同じ場所にコピーしていく。言語パック内には空のフォルダも多いので、コピーするファイルはそれほど多くない。

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2011年7月30日 (土)

30万点のデータのグラフ化

x値, y値のセットで30万点のデータのグラフを書くことになった。使える道具は、Windows XP上のExcel 2003。こいつは残念ながら、ワークシートに65536行までしか入らないし、グラフも1系列あたり32000点が限界(これは2007でも同じ)。もっと古いExcelだと、グラフの一系列あたりのデータ数が4000点という制限もあったけど。

Excel 2007やExcel 2010が入ったPCはかなり遠いところにあったので(2つ隣の建物 ^^;)、フリーで使えるLibreOffice Calc 3.4.1 とgnumeric 1.10.14とgnuplot 4.4.3を使ってみた。

今回はx軸の値を別の値に換算しなくてはならなかったので、gnuplotはそこまでの使い方がわからずパス (^^ゞ ただグラフを書くのならgnuplotが一番早くできるかもしれないが。

gnumericは換算用の数式を一度にコピー&ペーストあるいはFilldownしようとするとメモリ不足なのかエラーメッセージも出さずにいきなり落ちてしまうが、数万行ずつのfilldownを繰り返してx軸の換算が終了。グラフ作成も問題なくできた。

LibureOffice Calcでも同じような処理はできたのだけど、テキストファイルの読み込みがなんかどんくさいので、Calcでいくつもデータを開いて処理するのは面倒に思えてこれもパス。

結局grumericでグラフ作成。Pentium D 2.8GHzではグラフの書き直しはどのソフトを使っても処理にそこそこの時間がかかり、分単位で待たされてしまう。gnumericは割とレスポンスが早くて、その点では使いやすい。

もっとも、最速はgnuplotだったりするのだが。x軸の変換をしなければ、作業手順的にも、処理時間的にも、gnuplotが最速。GUIで操作できるcueplotを併用。

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2011年5月21日 (土)

グラフで第2数値軸を設定できない例

ExcelやLibreOffice Calcで2つ以上の系列を持つグラフを作成したときに、第2数値軸を設定することができる。互いに関係はあるが値が大きく異なるデータをひとつのグラフに表示したい時に第2数値軸は便利な機能である。

普段私は3Dタイプのグラフを使うことはないのだが、3Dタイプのグラフでは第2数値軸を設定できないことに気づいた。

手元のソフトで確認したら、Excel 2003/2007、LibreOffice 3.3.2では3Dタイプのグラフで第2数値軸(LibreOfficeでは第2 Y軸)を設定できなかった。

gnumericは3Dグラフという設定ができなかったけど (^_^;)

iWork'09のNumbersも3Dグラフだと第2数値軸の設定ができない。それ以前に、第2数値軸の設定のグラフが縦棒グラフと折れ線グラフの組み合わせで、他のグラフへの変更方法がよくわからなかった。Numbersはトライアル版を入れてあるだけで、普段は使っていないので使い方を分かっていないだけではあるのだが。

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2011年3月26日 (土)

最近あったアップデート

最近あったアップデートのメモ

MacOS X SnowLeopard 10.6.7
 セキュリティ関係のアップデート

Firefox 4.0
 RC2までは64bitで動いていたけど、正式リリース版ではデフォルトの起動モードが32bitになってしまった。Firefoxの「情報を見る」で32bit起動のチェックを外せば64bitで起動するけど、64bitだと問題が増えるみたい (^_^;) Gecko 2.0。

Camino 2.0.7
 Gecko 1.9.0.19。古過ぎ (^_^;)

Adobe Flash Player 10.2.153.1
 少し前に10.2.152.???のアップデートがあったばかりだと思ったけど。

Adobe Reader 10.0.2
 Adobe製品、穴多すぎ (^_^;)
 Adobe Reader Xをインストールすると勝手にブラウザのPDF表示プラグインまでインストールされてしまい、SafariなどでPDFがAdobe Readerの機能で表示されるようになる。FirefoxのPDF Browser Pluginやfx-quartz-pdf-1.1.3がFirefox 4では動かないのでそれはそれでいいのだが。ちなみに、/Library/Internet Plug-insからAdobePDFViewerを抜けばSafariでのPDF表示はプレビューに戻る。

ClamXav 2.1.1
 ClamAV 0.97同梱。うちのマシンはclamav-update.plでスキャンエンジンは自動でアップデート済みではあったけど。

LibreOffice 3.3.2
 OpenOffice.orgは3.3.0のままみたいだけど。

NeoOffice 3.2 beta
 LibreOfficeに比べると、ファイルを開く・保存のダイアログがちゃんとMacOS風だったりと、こちらの方がMacしか使ったことがない人にはわかりやすそう。ただ、うちの環境だと動作が不安定 (--;)

Opera 11.10 beta
 FirefoxもOperaもGoogle Chromeみたいなデザインになってきたなあ。

SeaMonkey 2.0.7
 Gecko 1.9.1.18。使っている人っているのだろうか?

Windows Vista以降ではIE9が使えるみたいだけど、私の使っている環境では関係ないなあ。IE8のもっさりした動きは改善されたのかな? FirefoxがあればIEなんて要らないけど。

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