CPU

2008年7月21日 (月)

Altivec最適化LAME 3.98の速度

Altivec最適化LAME 3.98の速度を比べてみた。変換元ファイルはAIFFファイルでサンプルレート32kHz, 108秒, カンテレの演奏。変換オプションは-V4でフレーム数は3091だった。

比較したのはAltivec最適化版LAME 3.98 2008/7/13版で、コンパイラがgcc3, gcc4, gcc4.2.1のもの。マシンは500 MHzのPowerPC 7410を載せたPowerMac G3 266DT(いわゆるベージュG3)、Panther。比較用に、Windows XPでrarewaresから落としたものも測ってみた。なお、rarewaresにあるMac OS X用バイナリは10.4以降対応のようで、実行しようとすると

dyld: ./lame can't open library: /usr/lib/libncurses.5.4.dylib  (No such file or directory, errno = 2)
Trace/BPT trap

というエラーが出てしまう。したがって、10.3.9で使える唯一のLAME 3.98エンコーダかもしれない>Altivec最適化版LAME

以下は、同じエンコードを5回行った時のplay/CPUの値。 Mac OS XもWindows XPもマルチタスクOSなので、LAMEコマンドがOSから貰うCPU timeはCPUの全ての時間ではないため、実際のエンコード時間は演奏時間をこの数値で割った値よりも長くなる。

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2006年10月 6日 (金)

G4Mild その後

AltiVec非対応なLAME3.96での速度比較でわかった通り、基本的にはG4と言ってもクロックが速いだけのG3と言えなくもない。ただし、Mac OS X Pantherの動作速度についていえば、クロックが上がった以上に速く感じる。すでにJaguarでQuartzの2DレンダリングがAltiVecを使って高速化されているということなので、この辺が効いているのだろうと思う。ベージュG3のビデオカードはQuartz Extremeには対応していないのでCPUの仕事はまだかなり多いのだろうけど (^^;) それでもG3比で体感速度は3倍位なので、現状で十分満足 (^^)

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2006年10月 1日 (日)

G4 Mild

ベージュ G3にG4アクセラレータを入れた。

取説にしたがって装着したのだけど、電源を入れても起動しない。OpenFirmwareから先に処理が進まないようだ。

取外したG3に戻してみても起動しない。ロジックボードを壊したか?とも思ったが、そんな変なことをした覚えはない。ということで、アクセラレータ取り付け前に製造メーカーの確認の為にいったん取り外したVRMを装着し直し、ついでにRAMとROMも外してつけ直す。

再度電源を投入して無事に起動。起動後にL2キャッシュを有効化するソフトを入れて再起動。iTunes LAMEでのMP3のエンコードで速度を比べると、ほぼクロック数比で速くなっているのが判る。ちなみにL2キャッシュが死んでいると速度は8割程度に落ちてしまう。

本物のG4機にはバスクロックやGPUの性能でとても敵わないので、うちのベージュG3はG4 Mildっていう感じだな。

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