Bluetoothオーディオのビットレート
macOS 10.13 HighSierraはBluetooth Explorerを使ってBluetoothの設定や接続状態の確認ができる。
ELECOM LBT-AVWAR700というBluetoothオーディオレシーバーとmacOS 10.13のMacBook Pro 13" 2009の接続状況を確認してみた。
まず、AAC接続で鋼の錬金術師(古い方のアニメ版)のブラーチャを再生。音源はiTunesからApple Lossless。ビットレートのグラフをキャプチャした。横軸は時間(秒)、縦軸はビットレート(Bytes/s)。
イントロから1番。10秒あたりから歌(ソロ)。50秒あたりから合唱パート。ソロパートは伴奏も控えめなためか、ビットレートが低い。合唱になると情報量が増えるためビットレートが26 KB/sから 30KB/sまで上がる。
間奏から2番へ。間奏部は最高で32 KB/sぐらいまで行くところがあるが、30秒からボーカルのソロパートが入ると演奏も控えめになりビットレートが下がる。70秒ぐらいから合唱パートになり1番と同様にビットレートが上がる。
AACではCBR接続を指定しなければ、音楽の内容に応じてビットレートを変化させているようだ。
次に、Bluetooth ExplorerでAACを無効、apt-Xを有効にする。こちらの曲は東京スカパラダイスオーケストラのALMIGHTY。20秒〜40秒はAAC接続。最高で25 KB/sぐらい。75秒以降はapt-Xで44 KB/sぐらい。apt-Xは、どんな曲でもビットレートが変わらない。
うちは隣に某運送会社の配送センターが有るため、トラック無線のせいでWi-Fi/Bluetooth/FMラジオの接続品質が悪い。特に運送会社に近い方の部屋では無線LANは1日に数回切れるし、Bluetoothのイヤホンも1曲の中でなどもブチブチ切れる。FMもそのままだとS/Nが20 dBほど悪化する(こちらは色々手を打ってよほど強いのが来ない限り目立つS/Nの悪化がないようにできた)。
オーディオレシーバーは家の中でも運送会社から遠い方の部屋で使っているが、15分に1回ぐらいはプチッと切れる(apt-X)。のだが、apt-Xだと切れやすく、AACだとほとんど切れないことに気づいた。apt-Xのほうが高音質という謳い文句に惹かれてそちらを使う設定にしていたが、ビットレートが高い分外来の妨害に弱いように思える。実はapt-XでもAACでも音質は大差ない(自分にとっては)。エンコーダの音質にもよるのだろうが、どちらかというとAACの方が好みだ。
apt-XとAACの切換は、Bluetooth Explorerで設定を変更して機器と接続し直して行うのだが、設定と再接続を繰り返していたら接続できなくなってしまった。一瞬つながるのだが、すぐに切れてしまう。
ライブラリフォルダのPreferencesにあるBluetoothの初期設定ファイルを捨てたりPRAMクリアしてもだめだった。
Bluetooth ExplorerのToolsメニューからBluetooth Device Cacheをえらび、LBT-AVWAR700を選んでDelete Allし、Audio OptionでEnable AACとDisable AACの両方に入っていたのをEnable AAC(もちろんDisable apt-Xも設定しておく)だけにしたら接続できるようになった。設定変更と切断・再接続を繰り返したのでキャッシュがおかしくなったのだろう。
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