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2022年8月

2022年8月29日 (月)

Bluetoothオーディオのビットレート

macOS 10.13 HighSierraはBluetooth Explorerを使ってBluetoothの設定や接続状態の確認ができる。

ELECOM LBT-AVWAR700というBluetoothオーディオレシーバーとmacOS 10.13のMacBook Pro 13" 2009の接続状況を確認してみた。

まず、AAC接続で鋼の錬金術師(古い方のアニメ版)のブラーチャを再生。音源はiTunesからApple Lossless。ビットレートのグラフをキャプチャした。横軸は時間(秒)、縦軸はビットレート(Bytes/s)。

イントロから1番。10秒あたりから歌(ソロ)。50秒あたりから合唱パート。ソロパートは伴奏も控えめなためか、ビットレートが低い。合唱になると情報量が増えるためビットレートが26 KB/sから 30KB/sまで上がる。
1

間奏から2番へ。間奏部は最高で32 KB/sぐらいまで行くところがあるが、30秒からボーカルのソロパートが入ると演奏も控えめになりビットレートが下がる。70秒ぐらいから合唱パートになり1番と同様にビットレートが上がる。
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AACではCBR接続を指定しなければ、音楽の内容に応じてビットレートを変化させているようだ。

次に、Bluetooth ExplorerでAACを無効、apt-Xを有効にする。こちらの曲は東京スカパラダイスオーケストラのALMIGHTY。20秒〜40秒はAAC接続。最高で25 KB/sぐらい。75秒以降はapt-Xで44 KB/sぐらい。apt-Xは、どんな曲でもビットレートが変わらない。
Aacaptx-almighty

うちは隣に某運送会社の配送センターが有るため、トラック無線のせいでWi-Fi/Bluetooth/FMラジオの接続品質が悪い。特に運送会社に近い方の部屋では無線LANは1日に数回切れるし、Bluetoothのイヤホンも1曲の中でなどもブチブチ切れる。FMもそのままだとS/Nが20 dBほど悪化する(こちらは色々手を打ってよほど強いのが来ない限り目立つS/Nの悪化がないようにできた)。

オーディオレシーバーは家の中でも運送会社から遠い方の部屋で使っているが、15分に1回ぐらいはプチッと切れる(apt-X)。のだが、apt-Xだと切れやすく、AACだとほとんど切れないことに気づいた。apt-Xのほうが高音質という謳い文句に惹かれてそちらを使う設定にしていたが、ビットレートが高い分外来の妨害に弱いように思える。実はapt-XでもAACでも音質は大差ない(自分にとっては)。エンコーダの音質にもよるのだろうが、どちらかというとAACの方が好みだ。

apt-XとAACの切換は、Bluetooth Explorerで設定を変更して機器と接続し直して行うのだが、設定と再接続を繰り返していたら接続できなくなってしまった。一瞬つながるのだが、すぐに切れてしまう。
ライブラリフォルダのPreferencesにあるBluetoothの初期設定ファイルを捨てたりPRAMクリアしてもだめだった。

Bluetooth ExplorerのToolsメニューからBluetooth Device Cacheをえらび、LBT-AVWAR700を選んでDelete Allし、Audio OptionでEnable AACとDisable AACの両方に入っていたのをEnable AAC(もちろんDisable apt-Xも設定しておく)だけにしたら接続できるようになった。設定変更と切断・再接続を繰り返したのでキャッシュがおかしくなったのだろう。

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2022年8月19日 (金)

Xubuntu 22.04をMacBook Pro 13* 2009へインストール

前回、Xubuntu 20.04から22.04へのアップグレード失敗の記事を書いた。今回は、インストールのメモ。

Xubuntu 22.04のisoファイルをダウンロードし、Macのターミナルで次の手順でインストール用USBメモリを作る。Etcherというソフトを使うとGUIでお手軽に作ることができるようだが、そのやり方に気づかなかった・・・。

  1. Macにインストールに使うUSBメモリを接続し、diskutil listコマンドでUSBメモリのIDENTIFIERを確認する。うちのMacBook Proは壊れた光学ドライブを取り外してHDDを追加してUbuntu用にしているので、内蔵ドライブが2台ある。そのため、USBメモリはdisk3となる
  2. diskutil eraseDisk FAT32 UNTITLED /dev/disk3 でUSBメモリをフォーマット。最後のオプションは上の手順で確認したIDENTIFIER
  3. diskutil unmountDisk /dev/disk3 でUSBメモリをアンマウントする
  4. sudo dd if=~/Downloads/isoファイルの名前 of=/dev/disk3 bs=4028 でUSBメモリに書き込む。予めhdiutil convertコマンドでisoファイルをdmgやimgに変換しておくと、bs=1mと指定する。以前はそのやりかたでややったような記憶があるな
  5. 特に進捗表示もなく数十分かけて処理が行われる。処理が終わればターミナルに新しいコマンド行が出ている。処理が行われているのを確認したいため、アクセスランプ付きのUSBメモリを使った 
  6. diskutil eject /dev/disk3 で論理的に取り外し。その後物理的に取り外し

Macを再起動する。起動音が鳴ったらすぐにoptionキーを押し、USBメモリをセット、現れたUSBを選択して起動。

インストールを進める途中でインストール先の選択があるので、カスタマイズ画面で以下のようにマウントポイントを指定。

  • Xubuntuが入っていたパーティション:/
  • home用パーティション:/home
  • tmp用パーティション:/tmp

swap用パーティションはそのまま再利用されるみたい。念の為Xubuntu用パーティションを選択して(たぶん選択する必要はないと思うが)インストールをクリック。

Ubuntuがよく壊れるのでhomeは別パーティションにしている。

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2022年8月17日 (水)

Xubuntu 22.04へアップグレード失敗

MacBook Pro 13" (2009)の内部に増設したHDDにXubuntu 20.04あたりを入れてあったのを、22.04へアップグレードしようとした。普通にXubuntu自身のソフトウエアの更新を実行したのだが、再起動後にXubuntuが立ち上がらなくなっていた。前回も同じようなことがあったような気がする。Xubuntuは予備環境なので潰れていてもそれほど困らないのだが、ダウンロードしたisoからインストール用USBメモリも作ったので、ぼちぼちインストールし直す予定。

Windowsも大概壊れやすいOSだと思うが(特にレジストリ)、Ubuntu系はもっとひどい。MacBook Proとの相性が悪いということなのかもしれないが、昔NEC Lavieに入れていたときも大きな更新は決死の覚悟が必要だったな。

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