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2007年12月29日 (土)

gdi++

日本語版Windows標準の細い字(MS UI Gothicなどのビットマップフォントによる表示)が目に痛いので、今まではIPA UIゴシック+ClearTypeでしのいできた。先日たまたまWindowsのテキスト表示APIの呼出しをフックして自前のアンチエイリアス処理に置き換えるというgdi++というものがあるのを知ったので試してみた。

表示は以下の比較にあるように、ClearTypeよりはQuartzのアンチエイリアス処理に近い(まったく同じではない)。iniファイルに書き込むオプションで処理を色々変える事ができる。

このgdi++はいくつか派生版があったりしてよくわからないのだけど、オリジナルのgdi++は1年ぐらい前に開発が終わって、現在はFreeType版というものが後継として開発されているような感じ。SSE2を使って高速化を図ったHelium版というのが最近作成されている模様。gdi++787版を最初に試し、次にgdi++Helium版を試してみた。Helium版の方が速いようなのでHelium版を使うようにした。

Windows XP SP2, gdi++Helium 071224dev版での表示。今見てみたら071227dev版がアップされていたけど。

等倍表示

Safari_fx3gdipp_fx3ct

文字の順は以下の通り。
Safari3.0.4 for Windows, IPA P明朝 14pt
Firefox3.0b2 gdi++Helium版Hinting3/AA2/NormalWeight0, IPA P明朝 14pt
Firefox3.0b2 ClearType, IPA P明朝 15pt(14ptだとビットマップの表示だったので…上の二つを15ptにしておけば良かった)

上の文字を4倍表示

Safari_fx3gdipp_fx3ct_x4

テキスト表示速度の違いを、CrystalMark 2004R2で確認してみた。以下にGDI Textのスコアと、ClearTypeを100%とした時の相対値を記す。

ClearType 2286, 100%
gdi++ 962, 42%
gdi++Helium 1533, 67%

Heliumu版は元のバージョンに比べると1.6倍ほど高速になっているのだけど、それでもClearTypeよりは遅い(2/3の速度)。遅いけど、gdi++の表示を見たらもうClearTypeの表示には戻れない。ビットマップの表示は論外 (^^;)

元々の使い方としてはgdi++を適用したいアプリケーションのアイコンをgdi++.exeのアイコンにDrag and Dropして起動すると、そのアプリケーションだけgdi++が適用されるというもの。私は表示全部を置き換えたかったので、GdiTrayを使ってい る。GdiTrayまたはGdippManagerを起動すると、デフォルトでは全ての表示がgdi++に置き換えられる。

当然、ソフトによってはgdi++と相性が悪いものもあるので、そういうものはgdi++.ini(または使用中のiniファイル)の [DenyModule](これはHelium版の071224dev版以降)セクションに適用したくないアプリケーション名を explorer.exe のように書く。タスクマネージャに出ているプロセスのうち、gdi++に処理させたくない物を片っ端から登録してみたら、レスポンスが向上したように感じる。

使い方の詳細はソフトに同梱されている説明書を見ていただくとして、今のところ私が気に入っている設定は以下のようなもの。[Rasterize]の HintingModeやWeight値が説明書の推奨値(?)とは違っている。IPA P明朝だとgdi++の今の設定では文字の色がやや薄いのだけど、ゴシックだと十分黒々している。他のパラメータ、LcdFilter等を変えて試すのはまだやっていないので、いつか時間が ある時にやってみたい。

[General]
HookChildProcesses=1

[Rasterize]
HintingMode=3
AntiAliasMode=2
NormalWeight=0
BoldWeight=0
ItalicSlant=0
Saturation=0

[Misc]
MaxHeight=72
GammaCorrection=0
Interpolation=0
VerticalText=0
ModuleListOrder=2

[FreeType]
LcdFilter=1
SkipVersionCheck=0

[Cache]
MaxFamilies=8
MaxStyles=12
MaxBytes=8388608

[Individual]
Tahoma=0
MS UI Gothic=,,-5
M+2P+IPAG=2

[FontLink]

[Exclude]
Marlett

[AllowModule]

[DenyModule]

[UnloadDLL]

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